親指が治った日

 メガドライブの「マジンサーガ」は、全面クリアしないで、私が手放してしまった、特異なソフトでもあります。
 なぜ、完遂主義(笑)の私が、このソフトだけ全面クリアしなかったかと言いますと、実は、プレイするうち、体を破損してしまったからなのであります。(!)
 いちおう、「マジンサーガ」にもウラ技はついておりまして、オプション画面で「SOUND TEST」を18、「SE TEST」を72にしておいて、ゲームを始めますと、ボス戦だけを楽しめるのですが、このボスどもがやたらと強くて、このウラ技にしても、全員倒せなかったりするのです。
 特に強豪なのが、5面のニセマジンガーでして、ガードが固い為、ほとんど攻撃できません。そして、プレイヤー(私)の方も、座り防御の姿勢じゃないと、満足に身を守れないのであります。熾烈きまわる戦いの末、何とかニセマジンガーも倒せるようになったのですが、座り防御をする為にあんまりにも強く十字ボタンの下ばかりを押し続けるようなマネをしていたので、左手の親指(ボタンを押していた指)の先がヒリヒリ痛みだすようになりました。
 それでも我慢して、ゲームで遊び続けたものですから、あとでよく指を見ると、爪の内側が内出血しているではありませんか!これには、さすがにびっくりして、急いで、未クリアでも「マジンサーガ」で遊ぶのを止めてしまいました。(6面が最終ボスだったのですが、こいつはニセマジンガー以上の強敵で、防御も効き目が無くて、全く勝てないありさまでした)
 内出血の痛みはすぐひいたのですが、代わりに、表皮の爪が半剥がれになってしまうと言う、事後症状が発生してしまいました。この私の爪を見て、家族や職場の同僚も心配して、いろいろ言ってくれるのですが、情けなくて、その原因を教える事は私にはできませんでした。(笑)
 こういう苦い思い出があって、遊ぶたびに爪を傷めていたのではたまったものではありませんので、私は「マジンサーガ」を放棄してしまったのです。
 とは言え、壊れた爪の方とは、しばらくお付き合いするしかありませんでした。実質上、爪が無いのと同様なありさまでしたので、左手親指の爪先がいかに役立ち、それが無いといかに不便かを思い知らされる羽目となってしまいました。
 そんな事があってから約1年後、破損した爪の部分は全て伸びきり、私の親指には新しい正常な爪が戻ってきました。つまらない事ですが、爪が丸ごと生え変わるのに1年かかる事を、この事故から学びました。
 今は、爪を大切にしながら、再びゲーム生活をエンジョイしている次第です。

 

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